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兎と亀マスクブログ

irekawari3.exblog.jp

プロフィール画像は、ニコニコ静画にて、黎(クロイ)様【 @kuroi02 】からお借りしました。入れ替わり小説の投稿、映画の感想、艦隊これくしょんの話題など。

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tsuniverse様のブログで、憑依がメイン。東方Projectやオリジナルの憑依漫画・イラストがあります。
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映画『ブレイブ ストーリー』をレンタルのDVDで見ました。

映画『ブレイブ ストーリー』をレンタルのDVDで見ました。



感想は下↓に。


















感想。

ブレイブストーリーに関しては、「宮部みゆき」という人の小説が原作のファンタジー作品、というぐらいの知識しか無かったです。
約2時間、5.1ch音声の映画ということで、気軽に5.1chを体験できていいかなーと思って見てみました。


うん、内容は良い。
ラスト付近、主人公ワタルと、友人ミツルとの別れのシーンは、本当に涙出た。映像作品見ていて涙が出たのはけっこう久しぶりのような。
内容はいいんだけど、音響の立体感がイマイチ。はっきり言えば、立体感はほとんど無し。序盤で、四方八方から声がする、というシーンがあるのだけど、せっかくの5.1chなのに、四方八方から声がしない。なんか、前のほうで声がするだけ。
私の5.1chスピーカーが悪いわけじゃないですよ。他の作品で、真後ろから声が聞こえてきた作品だってあるのだから。
ファンタジー作品って、世界観とかが壮大な割に、音の広がりや立体感はイマイチな場合が多いからねぇ。


でもまぁ、内容は本当に、起承転結、きちんとまとまっていて良い。原作知らないので、原作からどのぐらいアレンジしているのかは分からないけど…。

キャラも個性がはっきりしていてわかりやすい。
トカゲのキッキーマは貴重なギャグ要員で、いいキャラだねぇ。「旅人」を、幸運を運んでくれるラッキーな存在だと認識している、というのは、知り合って間もないワタルに、いろいろ親切にしてくれる理由付けになっていて、いい設定だと思う。
これだけだと、キッキーマがただ幸運にあやかりたいだけの打算的なキャラになってしまうけど、実際はそうじゃなく、ラストのシーンで、「幸運なんていらないから、ワタル、戻ってこーい」という感じのことを言っている。幸運とか関係無しに、ワタルのことを大切な仲間だと思っているわけだ。いいなぁ、そういう関係。
ミーナはヒロイン要員かな?と思ったけどあまり目立たなかったなぁ。2時間で、ミツルとの友情がメイン展開なので、ミーナのほうにあまり重点を置けなかったのかも。

皇女さんもいい感じ。単なる世間知らずのお嬢様……かと思いきや、わりと賢い子でした。

ハイランダーさんはいい感じにお色気要員でした。

主人公が旅立つ理由がえらく現実的で重い。パッケージイラストとかから、わりと子供向けっぽい印象を持っていたのだけど、これ子供が見たらショック受けるのでは。冒頭、しばらくして主人公の両親が離婚、父親が出て行くという衝撃展開。うわぁ。
中盤、また父親が出てきて、離婚の理由を話すのだけど、これがまたリアルすぎてかなり胸にくる。新車我慢していた、俺だってやりたいことやりたい、って……。まぁそんな不満爆発するのも分かるけど、そんな人は「結婚」とか「子育て」には向いていないよね……。ここは本物の父親の本心だったのか、単なるイメージだったのか、ちょっと分からなかったけど。

途中、何度か女の子の声がして、ワタルを助けてくれるけど、これがミツルの妹かと思ったら、違いました。なんとラスボス。これは意外な展開でした。

ラスボスがこんなことしていた理由も、えらくしっかりしていて、納得してしまったり。自分こそが運命の女神にふさわしい、だからワタルを応援して、「運命の女神など消えてしまえばいい」と願うようにし向けた、というのはえらく冴えたやり方だと思いました。かなり女性っぽい発送だねぇ。

この作品、あまり本職の声優さんがいなくて、ほとんど俳優さんが声当てている。でも主人公はじめ、声が合っていない、とか棒過ぎる、とは思わなかったですね。演技は良かったと思います。

音の立体感以外は、かなり満足できる内容でした。






by usagitokame_mask | 2015-05-19 21:41