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兎と亀マスクブログ

irekawari3.exblog.jp

プロフィール画像は、ニコニコ静画にて、黎(クロイ)様【 @kuroi02 】からお借りしました。入れ替わり小説の投稿、映画の感想、艦隊これくしょんの話題など。

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tsuniverse様のブログで、憑依がメイン。東方Projectやオリジナルの憑依漫画・イラストがあります。
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アンナとカチュア入れ替わり 女同士入れ替わり 健康な16歳と病床の43歳の入れ替わり

アンナとカチュア入れ替わり
女同士入れ替わり
健康な16歳と病床の43歳の入れ替わり


アンナ
43歳。
年を感じさせない、30代前半ぐらいに見える美しい容姿。
ショートヘアーで、胸がとても大きい。
物静かな性格。
病に侵されており、あと数か月の命。
実は、肉体を交換するための若く健康な女性を探しており、自分を看病に来ているカチュアの肉体を気に入り、彼女と肉体を交換しようと計画する。
そして嵐の夜、看病に来ていたカチュアに睡眠薬を飲ませて眠らせ、その間に悪魔の儀式を行い、自分の年老いた病気の肉体と、カチュアの若く健康な肉体を入れ替えてしまった。
数日後、アンナの肉体はカチュアの魂が入ったまま、死亡してしまう。
生き残り、カチュアの肉体を手に入れたアンナは、その後はカチュアに成りすまして生活している。



カチュア
16歳。
碧眼で、金髪のロングヘアー。
キツそうな顔のため高飛車な性格だと誤解されることが多いが、本人は女性らしく温厚で優しい性格。
アンナに負けないぐらい胸が大きい。
ジーンという同い年の恋人がいる。
ジーンとは別にグレイという男性の友人がおり、さらにはグレイの母であるアンナとも知り合うようになる。
不治の病にかかっており、病気で残り少ない命というアンナに同情し、少しでも彼女のためになろうと、毎日彼女の家に看病に行くようになる。
しかし、それはアンナと彼女の母であるジーンが共同で仕組んだ、悪魔の罠だった。
アンナは、カチュアの善意に付け込み、自分の病気に侵された肉体とカチュアの健康な肉体を、儀式で交換しようとしていたのだ。
そして、嵐の夜にそれは実行され、カチュアは、病気で余命いくばくもないアンナの肉体と自分の健康な肉体を交換されてしまう。
肉体交換後は、元の肉体に戻ることを熱望するが、病気で自由に動けないアンナの肉体ではそれも叶わず、数日後、病気によりアンナの肉体のまま死亡してしまう。



「うふふふ、ありがとうカチュア。私に健康な肉体をくれて」
「そ、そんな……私が居るわ。うっ、げほっ、げほっ」

「む、胸が苦しい。一体、私はどうなったの?」
「ふふふ、ほら、鏡で自分の顔をよく見るといいわ」

「こ、これはアンナさんの顔……げほげほっ、苦しい……それにこの肉体の苦しさ、まさか、私は」
「そうよ、貴女は今アンナの病気の肉体になっているの。そして、さっきまでアンナだった私が……カチュア、貴女の健康な肉体に入っているのよ」
「げほっ、げほっ、ううう……ほ、本当にアンナさんなの……?」
「本当よ、私たちは入れ替わったの。私がカチュアとして生きてあげるから、貴女はアンナとして、病気であと数日で死んでね」
「そんな……これは冗談よね、アンナさん。ぐっ、げほっ、げほっ。苦しい……。お願い……私を元に戻して」



グレイ
16歳。
アンナの息子……と見せかけていたが、実はアンナの恋人。
アンナより先に若い男の肉体を手に入れ、入れ替わっていた。
カチュアと入れ替わり、カチュアの肉体を手に入れたアンナと、晴れて恋人同士となった。



「カチュア、俺だ、話を聞いてくれ」
「ジーン……やだ、私がひとりになるのを待ち構えていたのね。人を呼ぶわよ」
「なあ、また前みたいに俺とよりを戻してくれないか。じっくり話し合えば、俺たちきっとまた恋人同士に戻れる」
「あなたとよりを戻すつもりはないわ。今の私の恋人はグレイよ。もう私のことは忘れてちょうだい、じゃあね」
「おい、待ってくれ!」
「きゃっ!痛いわね。手を離してよ、本当に大声出すわよ」
「わ、分かったよ」
「まったく……もう二度と、私の前に現れないでよね」
「お、おい、待てよ!あのグレイって奴のどこがそんなにいいんだよ!」
「はっきり言ってあげましょうか?グレイのほうがあなたよりアレが大きいし、テクもとても上手いのよ」
「な、なんだって……」
「理由はそれで充分でしょう?それじゃあ、ついてこないでね」
「そんなの……あきらめられるわけないだろ!今晩、大通りのこの町で一番大きい宿の一階で待っているからなー!必ず来てくれよなー!」

「ふん……この肉体の元の持ち主の恋人らしいから、害がないならほっといてやろうと思ったけど……あまりしつこいようなら……」






「ジーン。来てあげたわよ」
「か、カチュア!やっぱり来てくれたんだな!また俺の恋人になってくれるんだな!」
「待ってよ。まだそうと決めたわけじゃないわ。……ベッドの上で、私を満足させられたら、考えてあげてもいいわ」
「ああ、それでいいともカチュア!きっと俺が、満足させてやるからな!あははは、俺とお前の再スタートを祝して、まずはパーーッと飲もうぜ!」

「ふふふ、眠ったわね。ジーン、あなたみたいなバカな男でも、その若い健康な肉体を欲しがっている人はたくさんいるわ。特に、生い先短いおじいさんとかね。目が覚めておじいさんになっていたら、きっと驚くわね。ふふふふ……」







「これ以上頭のおかしいことを言っていると、人を呼ぶわよ」
「呼んでみなさいな」
「……後悔するといいわ」

カチュアが人を呼ぼうと振り向いた瞬間、マリアはそばにあった燭台でカチュアの頭を殴り、気絶させた。



「……手に入れたわ……カチュアの肉体」




後書き。

「松本洋子」先生の「黒の組曲」という少女漫画のストーリーを参考にしています。
というか、ほぼそのまま。
ただ、元の作品では、「病床の母親と、善意で看病に来ていた若い娘が入れ替わるシーン」そのものはなく、セリフで軽く語られているのみだったので、そこを詳しく描写したいなーと思って書きました。
この作品、男同士の入れ替わりが2回、女同士の入れ替わりが2回あるのですが、きちんと絵での入れ替わり描写があるのが2回、しかもその2回とも男同士入れ替わりという、なんとも惜しい展開。
ただ、ラストの女同士入れ替わりは、かなり見た目の雰囲気が異なる女性同士の入れ替わりなので、そこはすごく興奮します。


by usagitokame_mask | 2018-04-07 20:51